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着物の保管時の注意点は?

着物は好きですか?着物姿はそれだけで周囲の注目を集めることができます。着物は年齢を超えて、女性の魅力を最大限に引き出す力があります。
 

そのため、ここ一番の時は着物を着る人もいることでしょう。しかし、着物は着る時も大変ですが、一番大変なことはその後の手入れと保管です。
 

大切な着物を長く着るためには、どうやって手入れをすればよいでしょう。そして、保管時の注意点には、どんなことがあるのでしょうか。

着物の種類による手入れの違い

自分で着物を縫ったり購入することはもちろんですが、茶道や日本舞踊などをする人は、着物をたくさん持っていることがあります。昭和生まれの女性の中には、結婚をする時に親から必要な着物をあつらえてもらった人もいることでしょう。

 

親族の結婚式用の留袖、お祝い事に使う色留袖や訪問着・色無地、普段使いの小紋、そして喪服と、最低でも3枚くらいの着物を持っていると思われます。また、着物は季節によっても絹だけでなく、麻や毛の素材のもの、袷(あわせ)の着物と単衣の着物があります。
 
きちんと揃えている人は、夏用と冬用の2種類の喪服を持っている人もいるということです。他にも帯や小物、下着など洋装とは違うものがたくさんあり、着る着物の種類のよっても違ってきます。

 

そして、着物はその1つ1つの手入れが、異なってきます。足袋や中に着る肌襦袢のように、洗濯機のおしゃれ着洗いモードで洗っても大丈夫なものもあります。

 

しかし、ほとんどの着物は専門のクリーニングに出したり、虫干しをすることが必要です。着物の中に着る下着の1つ、長襦袢でも絹素材のものはクリーニングです。

良い着物の手入れ

留袖や振袖などの良い着物は、普通のクリーニング店ではなく染物屋さんで「洗い張り」をお願いしましょう。

洗い張り

洗い張りは、一度縫い目を解いて反物に戻し、洗った後に布のりを引き湯のしや伸子張りで反物の幅を整え、再度仕立て直しをすることです。

 

洗い張りでは古くなった裏地や八掛などを替えたり、落ちないシミを消すために染め直しをすることもできます。一般的に振袖や留袖だと洗い張りの金額は高く、小紋や雨ゴートだと安くなります。

 

普段使いの小紋でも季節の変わり目などは、洗い張りをお願いしておくと良いかもしれません。絹の着物は、普通に洗濯をすることはできないため、一般の洋服クリーニング店では請け負わないことがあります。
 
良い着物を手入れする時は、着物クリーニングの専門店にお願いをすると良いですね。洗い張りから戻ってきたら、タトウ紙に入れて保管しましょう。

クリーニング店にお願いする方法

絹の着物でも、お稽古で着ている小紋や色無地・夏の着物などは、着物取り扱いのあるクリーニング店でお願いすることができます。夏が終わったら、汗が染み込んだ夏用の長襦袢と一緒に、麻や絽の着物をクリーニングに出しましょう。
 

個人のクリーニング店の中にも、少し割高になりますが着物を受けてもらえるお店もあります。個人の場合は、お店の技量によりますので、お願いする前に確認をして下さい。
 

呉服屋さんでも、着物のクリーニングを受け付けている時があります。普段利用していない呉服屋さんでも、クリーニングだけをお願いすることができます。

丸洗い

クリーニング店や呉服店で、比較的安い価格でお願いできる着物の洗い方は「丸洗い」といいます。反物に戻さず、着物の形のまま洗います。一般的な相場は1枚5,000円から10,000円くらいでお願いできます。

 

やはり、着物のクリーニングは高いと思われるかもしれませんが、季節ごとに1回なら洋服とあまり変わりません。ダウンコート2枚分と考えてみましょう。

自分で洗える便利着物

着物の手入れが手間と感じるのは、絹や麻という普段使いに向かない繊維を使っているためです。絹はそのまま放置してしまうと、虫食いや色の変色を起こしてしまいます。生地が劣化し、ほつれてしまうこともあります。

 

絹の長襦袢は黄変して汚らしくなってしまいます。そのためにクリーニングに出します。しかし、自分で洗えない着物は、気を使いお稽古や普段使いするのが難しいですね。そこで増えているのが、化学繊維の着物です。

化学繊維の着物

化学繊維の中でも人工絹糸と呼ばれるレーヨンやキュプラで作られた着物があります。

 

レーヨンは洗濯機で洗うとしわくちゃになるため、洗濯機での洗濯はできませんが、手洗いをすることはできます。さらに、見た目も普段使いになる着物には、ポリエステルのものもあります。洗濯機のおしゃれ着モードで洗っても、全く大丈夫です。

 

着付けやお茶のお稽古の時だけや、雨天の気軽な食事の時などには手軽で便利です。そして、レーヨンやポリエステルは化学繊維のため保管も簡単になります。ただし、ポリエステルはツルツルとして、着付けしずらいのが難点です。

着物の保管

クリーニングに出すほど着ていない、また数週間後には着るという場合は、着物ハンガーで虫干しをしておきます。着付けや茶道のお稽古だけできる場合は、外で着物を着ているわけではないため、あまり汚れないこともあります。

 

毎週、着物を着るたびにクリーニングに出していたら大変です。

虫干し

肌襦袢と裾除け、足袋だけを洗濯し、長襦袢と着物は着物ハンガーで陰干しします。その後、タトウ紙に入れて着物用防虫剤を入れたタンスなどの保管します。

 

例えば、お稽古用の着物は、不織布で作られたファスナー付きの着物用収納袋に、白檀の匂い袋を入れて保管する方法もあります。毎週お稽古で着る人の中には、次のお稽古の時まで着物ハンガーに吊るしたままにしている人もいます。

 

普通のハンガーは肩が崩れてしまうので、必ず着物用ハンガーにしましょう。季節の変わり目は、クリーニングに出しましょう。そして、クリーニングから戻ったら、一度着物を広げて確認してください。キレイになっていることを確認し、改めて畳み直しタトウ紙に入れて着物用タンスに保管します。

 

タトウ紙は1年で2から3回取り換えて下さい。また、着物用の防虫剤は、毎年取り替えるようにしましょう。着物を着ることがない人でも、この作業は必要です。

着物用防虫剤

着物用防虫剤は、呉服店にもありますが、匂い袋を扱っているお店でも取り扱いがあります。近くに取り扱いがない場合は、ネット通販でも銀座や日本橋、京都のお店の着物用防虫剤を取り扱っています。

 

また、着物にとって湿気は大敵です。着物を保管するタンスの隅には、細く丸めた新聞紙を入れておくと、湿気を取る効果があります。もちろん除湿剤でも大丈夫です。

 

季節が始まる時には、着物を広げて虫干しにし、防虫剤の匂いを飛ばしておきましょう。

専門店に保管をお任せ

袷(あわせ)の着物は10月から5月頃まで着ることがあります。そこで、梅雨があける6月末頃に家庭で虫干しします。その後、クリーニングに出しましょう。着物のクリーニングは、早くて10日くらいで仕上がりますが、平均1カ月くらいはかかります。

 

6月末から7月のはじめにお願いすると、仕上がりは9月頃になります。ちょうど、クリーニングに出している間に、次に着る季節になります。

 

クリーニング店で仕上げている間が、ちょうど保管期間になります。自分で保管するわけではありませんが、ほんの少し気が楽になりますよ。

アライバの着物お預かり

もっと長期で保管してほしい場合は、着物保管の専門店もあります。当店アライバでも1年目のお預かりは無料、2年目の保管料980円(税別)で承っておりますので是非ご活用くださいね。
 

例えば、上の娘が着た振袖を2年後に下の娘にも利用したい、といった時はきれいなまま保管しておくと非常に便利です。

まとめ

着物は着るのも保管もめんどくさい、と思っていませんか。お金ばかりかかってもったいないと思っていませんか?確かに振袖や留袖は、簡単に保管をすることはできません。

 

しかし、せっかく良い着物があるなら、そのまま放置してしまう方がもっともったいないです。クリーニングに出す手間は、着物も洋服と同じです。季節ごとの作業も、洋服の衣替えと同じです。

 

少し高くなりますが、その分洋服のクリーニングを節約し、着物のお手入れにかけてみませんか。
 
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