汗抜き処理とは?

汗抜き処理とは、着物に染み込んでしまった汗の成分を取り除くクリーニングです。着物のクリーニングでは、一般的に丸洗い(ドライクリーニング)が行われておりますが、丸洗いは脂溶性の汚れを落とすクリーニングのため、水溶性の汚れである汗の成分を取り除くことはできません。一方で汗抜き処理は、水溶性の汚れを落とすクリーニングのため、汗が染み込んでしまった着物や、汗による黄変がある着物などは丸洗いだけでなく汗抜き処理もおこなうことによってきれいになります!夏場だけでなく一年をとおして汗をかいており、知らない間にシミになってしまうこともあるので時々チェックをしてお手入れすることをおすすめします!

アライバの汗抜き
処理について

Point 1

しわがとれない着物は、汗が原因!職人の目でチェックします!

着物のしわが取れない・クリーニングに出していたのにしわが出来ている等、、実は汗が原因で起こっています!汗をかいたときに、汗の水分が着物に染み込んでしまい着ているときに圧迫されてシワが出来てしまいます。また、正絹のお着物は塩分を吸収することによりシワが取れないようになってしまうのです。アライバでは、創業55年の工場の職人が細かい部分までチェックし、一か所づつ処理していきます。きついしわが出来てしまった着物も、安心してお預けください!

Point 2

汗によって黄変した着物もおまかせください!

前回着た時は、そんなに汗をかいたつもりはなかったのに、、といつの間にか黄色いシミが出来ていることもありますよ䛽。汗をかくシーンは、夏場だけではありません。涼しい日でも緊張した時や、冬場の暖房、お酒や食事で体温が上がった時など。汗をかくと、着物に汗の成分(ナトリウム、カリウム、クロールなど)や、皮脂が付着してしまいます。これらの汗汚れは時間が経つと酸化し、黄変してしまいます。アライバでは、汗によって黄変してしまった着物も、汗抜き処理で綺麗にします!汗ジミが気になる着物もそうですが、メンテナンスしたい時もおまかせください!

着物の汗抜き処理の料金について

A社 B社 C社
5,600 3,580 3,000
2,900 (税抜)

アライバでは、クリーニングご予約時に汗抜き処理をお申込みいただくことができます。
着物の種類に問わず、ご利用頂けます。
※「クイック便(10日で納品)」との併用はできませんのでご注意ください。

お客様の声

夏の間に使った絽の着物・襦袢の汗抜きをお願いしました!

暑い季節でも、着物を着る仕事をしております。どうしても汗が着物についてしまうので、絽の着物・襦袢は汗が染み込んでおり汗ジミにならないか心配でした。ネットで調べてみて、初めて宅配のクリーニングをお願いしました。汗抜きをしてもらい、1か月で返ってきましたが匂いもなく、きれいに仕上げて頂きました!また来年、夏の季節が終わったらお願いしようと思います。

京都府20代女性

着物をしばらく保管して頂く際に、利用しました。

お引越しのタイミングで、手元にあった着物をどうしようか悩んでおり、着物の保管サービスがあると知り預けることにしました。しばらく預けるなら、なるべく清潔な状態にして保管したいなと思い、普通のクリーニングだけでなく、汗抜きの処理も追加しました。今は保管中ですが、WEBでクリーニング後の写真を確認でき、きれいに保管して頂いているので安心しています。

東京都30代女性

宴会の時につかった着物の汗抜き処理、きれいになって満足です。

年末の宴会でつかったきものを出しました。当日は、とても寒い日だったので暖かくしていったのですが、会場の暖房がよく効いていたことと、お酒をのんでいたこともあり帰るころには肌着と襦袢が汗だくに。。シミにしたくないのですぐに郵送でクリーニングをお願いしました。丸洗いだけでは汗の汚れは落ちないことはしっていたので、近所のクリーニング屋さんではなく、「汗抜き処理」というサービスがあるアライバに。お安く綺麗にして頂けたのでとても満足しています。

福岡県40代女性

着物の汗抜き処理の工程のご紹介

Step 1
汗ジミ・黄変部分をチェック

1.汗ジミ・黄変部分をチェック

職人が着物を隅々までチェックし、汗ジミ・黄変部分に特殊な洗剤をしみこませます。汗ジミ、黄変があるのは主に脇、背中心、腰回りです。機械ではなく、全て職人による手作業です。着物の種類や汚れ次第で刷毛やブラシなど道具を変えたりと、臨機応変に処理を行います。

Step 2
水洗い

2.水洗い

汗の成分や汚れは「水溶性の汚れ」のため水洗いを行います。汗をかいた部分に高圧蒸気をかけ、水洗いをおこない、汚れを移すための布を用意しておき、汚れ成分を取り除きます。その後、丸洗い(ドライクリーニング)を行うことにより脂溶性の汚れも落とします。

Step 3
着物を乾燥させる

3.着物を乾燥させる

きものを専用のきものハンガーにかけ、乾燥室にて丸一日乾燥させます。水洗いを行っているため、繊維の奥まで乾かさないとカビが生える原因となってしまいます。乾燥につかうハンガーはクリーニング工場オリジナルの着物用ハンガーで、効率よく行っております。

Step 4
プレスして完成

4.プレスして完成

乾燥が終わったきものは仕上げの工程に移ります。プレスというのはつまりアイロンがけのことで、プレスすることによってしわがない状態に整えます。プレスに使うアイロンはもちろん家庭用と違い高温のスチームアイロンで蒸気でしあげるため焦がす心配はなく、着物の生地を傷めないように熟練の職人が丁寧にプレスします。

汗抜き処理に関するQ&A

  • 襦袢の汗抜きも頼めますか?

    はい。着物だけでなく、襦袢の汗抜きも行っております。着物3点セット(着物・襦袢・帯)をご注文の際にオプション選択画面にて汗抜き「襦袢」をお選びください。着物・襦袢どちらも汗抜き処理を行う場合は「着物」「襦袢」どちらも×1追加をお願いします。

  • 自分で汗抜き処理を行う方法はありますか?

    少し汗䜀んだくらいであれ䜀、ご自身でお手入れをすることも可能です。タオルを着物の下に敷き霧吹きで軽く水を吹きかけ、もう一枚のタオルでシミをたたいて水分をとり乾燥させてください。正絹のおきものは水に弱く、この処理によってシミに発展してしまう場合もございますので、お手入れの際は十分にご注意ください。心配な方は、プロにお任せいただいた方が安心です。

  • 時間が経って茶色くなってしまった汗ジミは落ちますか?

    時間が経った汗ジミは、落とせる場合と落とせない場合がございます。時間が経って茶色くなっている場合は、汗抜き処理だけでなく、「染み抜き」を行わないと完全には取れないものもあり、お着物をお届けいただいた時点でプロがチェックし、汗抜き処理だけでは落とせない場合は染み抜きのご提案をさせて頂きます。任意で染み抜きも行っておりますので、何なりとお申し付けください。